この地に就農して早や24年になります。農家の次男に生まれ、農業系大学を卒業しているにもかかわらず当初は山勘農業をしておりました。当時はまだ今ほど高速な情報社会ではなかったのでのんびりした余裕があったように思います。ですからはっきり言ってそんないい加減な農業でもそれなりに食えておりました。そのうち、作物の病害虫が増えてきて明らかに作物の生育も悪くなり疲弊が歴然としてきたところで幸い良い師匠との出会いのお陰で改善され現在に至っております。すなわち作物の栽培における大原則、土の物理、生物性、化学性を整えるということです。具体的にはここでは書きませんが一部を少し、土壌分析をして肥料計算設計をしてバランスを整える、保肥力を上げるための土壌改良材の投入など、つまり山勘を排除して具体的な目安をつけるのです。それではまた。
《主な栽培品目》
米、レタス、大根、ズッキーニ、クッキングトマト、在来茄子、エンサイ、壬生菜、他