6月25日(金)に、北杜市役所において、北杜市フードバレー協議会講演会(第一回勉強会)を開催しました。
今回は、民間企業で日本初となるオリジナルのF1イチゴを開発した、「ミヨシグループ」代表取締役 三好正一氏を講師にお招きして『北杜市を日本を代表するベリー産地に』と題した講演を行っていただきました。
上村市長も出席され、北杜市は日照時間日本一、南西斜面があり、冷涼な風が吹く。このような環境がベリーの産地に適している。産地になるには、農業者の皆様の力が結集することが大事である。とお話しをしていただきました。
当日は、ベリー栽培の関係者または、ベリーに興味のある北杜市フードバレー協議会員約30名が参加しました。
講演では、三好社長に世界における消費動向や国内の生産と流通の状況などを説明し、北杜市でのブルーベリーの可能性についてのお話しをしていただきました。
講演後の意見交換会では、ミヨシグループが今後導入予定のブルーベリーの国内向け需要の考えや、農業の傍らでブルーベリー生産ができるのか、冬期にブルーベリーやイチゴの生産は可能なのか、温暖化に伴う品種変換などについて質問がありました。
参加者からは、講演会に参加して、「ブルーベリーの可能性を知ることが出来た」「具体的な事例や、構想などがあってわかりやすかった」「最新の知見を知ることが出来た」「所得向上の可能性がある」「グループ栽培が可能である」等の感想をいただきました。
また、参加者に実施したアンケートでは、今後ベリーの栽培を実施する、または検討中と回答した方が多くおり、「イチゴの栽培についての事をもっと知りたい」「具体的な栽培方法や栽培時期等の情報が欲しい」「実証農場等みたい」等、今後ベリーの栽培を視野に入れた前向きな意見が寄せられました。
北杜市フードバレー協議会では、今後も会員同士、農業の経営方法や新しい技術などに関する情報を共有して、みんなで連携しながら北杜市の特色を生かした『儲かる農業』をつくっていきます。
今後もテーマを変えながら継続的に勉強会を開催する予定。