“北杜農業体験会vol.7”を開催しました!

こんにちは!去る1月17日(土)、北杜市フードバレー協議会主催で、新規就農希望者を対象とした“北杜農業体験会vol.7”を開催しました。
本協議会では、北杜市で「儲かる農業」を推進したいという思いから、幅広く農業に携わる活動をしています。
北杜農業体験会は、農業を始めたいと考えている皆さんに向けて、先輩農家の声を聴いたり、実際に農作業に触れたりしながら、新規就農を身近に感じてもらうため、毎年2回開催しています。

 今回のテーマは「有機農業×観光農園×果樹」。明野町でご家族と共に有機野菜の露地栽培を営む‘野瀬建さん’と、事業承継によりブルーベリー農園を引き継いだ‘小林剛史さん’をナビゲーターにお迎えし、9名の就農希望者がリアルな現場を学びました。

野瀬さんのコラム記事はこちらから!

この日は1月の北杜市にしてはかなり暖かく、晴天にも恵まれ絶好の農業日和となりました。明野町は空を遮るものがなく、美しい冬の青空を一望できる最高のロケーションでした。
午前中は(株)ブルーベリー明野の圃場で、ブルーベリーの剪定体験からスタートしました。
小林さんは自身の圃場で、「ラビットアイ」という系統のブルーベリーを中心に栽培されています。ラビットアイは非常に植生が強く、丈夫で育てやすいだけでなく収穫量も多いそうです。
 実をつける7月~9月に向けて、前年に実をつけ終わって瘦せてしまった枝を切り落とし、新しく元気な枝に世代交代させるため、冬の間に剪定をする必要があります。
剪定のやり方にもコツがあり、葉芽や花芽を蓄えた力強い枝の見極めが大事です。葉をつけたときの日差しの当たり方や、虫がつきにくくするための工夫など、考えなければならないことがたくさん。さらにブルーベリー明野では観光農園としても営業をしているため、来てくれるお客さんに楽しんでもらえるよう、木の見た目にも気を遣っているとのことです。体験者の皆さんは小林さんの指導のもと、頭をひねりながら剪定にチャレンジしていました。

 ブルーベリーの剪定体験を終えた後は、野瀬さんの圃場で有機ニンジンの収穫を行いました。野瀬さんは現在8つの品目を露地栽培で生産しています。8種類の野菜と聞くと、とても数多く感じますが、市内の有機農家の中には、20品目以上を生産している人もいる中で、有機農家としてはまだまだ少ない品目に留めているそうです。
 明野町の土壌がニンジンの生産に向いていることや、播種のタイミングによる生育の違いなど、貴重なお話を聞くことができました。
 例年冬の農業体験会では冷え込みが厳しく、土が凍って収穫がうまくできない、といったことも起こるのですが、今回は比較的暖かかったおかげで、大きなニンジンを掘り起こすことができました。
野瀬さんの呼びかけで、体験者の中でだれが一番大きなニンジンを収穫できるか競争することに。680グラムほどの巨大ニンジンを掘り当てた方が見事優勝し、野瀬さんからお米がプレゼントされました!

昼食を取った後はナビゲーターである小林さん、野瀬さんによる、「先輩農家による農業の始め方と今後の野望」について、座談会が行われました。
 元々農事組合法人だったブルーベリー明野を事業承継し、株式会社として立て直した小林さんと、全国を旅する中で農家の温かみに触れ、農業を志した野瀬さん。対極とも言えるお二人の農業の始め方と、ご自身の農業に対する真剣さに、参加者の皆さんは深く聞き入っていました。

さわやかな冬の空気と青空に包まれながら、参加者ひとりひとりが農業の現場を体験し、自らの就農について思いを馳せたのではないでしょうか。農業の世界に踏み出す一助となれれば幸いです。

今後も北杜市フードバレー協議会では、「儲かる農業」を目指し、北杜市の農業を発展させるため新規就農者希望者へ向けたイベントや情報発信にも取り組んでいきます。私たちフードバレー協議会が開催する農業体験会は、就農のリアルな現場や農家さんの声をご参加いただけた方々へお伝えしています。参加しないと聞けない・学べないこともたくさんありますので、北杜市への移住や新規就農をお考えの方は次回ぜひご参加ください。よろしくお願いします!